サクリファイス
小説を読んでブログ投稿なんていつぶりだろう。
なんか自転車(ロードレース)っぽい表紙だったので、
大した思い入れもなく手に取ったんだが……。
さ、サクリファイス……!
意味はご存知ですか、『犠牲』です。
自転車レース(ロードレース)には犠牲が付き物です。
エースと呼ばれるランナーを勝たせるために、
チームが一丸となります。
それは監督とかトレーナーのひとだけでなくて、
一緒に走って風避けになる人がいたり、
一緒に走ってペースメーカーになる人がいたり、
そんな縁の下の力持ち的な人たちがいたりします。
でも彼らも『選手』なんです。
走りたいんです。
勝ちたいんです。
自分の勝利でレースを飾りたいんです。
でも、勝たないんです。
エースを勝たせるために、
あえて自分を犠牲にするんです。
アシストたちはエースのために走り、
エースは皆の努力や想い、その全てを背負って勝つ。
エースの、そしてアシストの。
その苦悩はいかばかりか。
その葛藤はいかばかりか。
そんなロードレースの世界が垣間見える小説。
貴重だと思います。
あるチームのメンバーを中心に話は進んでいきます。
いくつものレースの先、彼が見た最大の『犠牲』とは……?
いやー久々に渋い小説に出会った。
マジかっ!う、嘘だろ…!と胸が熱くなりましたよ。
最後まで読んで良かったなぁ。マジで。
石尾さん…。あんた自転車愛しすぎだよ…。
自分も自転車レースのことは漫画で、
しかもちらっとしか知らないないけど、
すげー楽しめました。
ロードレース知ってるひとにこそ読んでもらいたいね!
という一冊。
文庫だし、是非。
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